黄体機能不全,不妊,治療,自覚症状,女性ホルモン
黄体機能不全,不妊,治療,自覚症状,女性ホルモン
黄体機能不全,不妊,治療,自覚症状,女性ホルモン,妊娠

女性の体には、黄体ホルモン(プロゲステロン)

卵胞ホルモン(エストロゲン)が大きく作用しています。

 

この2つの女性ホルモンのうちの黄体ホルモンは、

卵巣で,成熟した卵が排卵したあとの、いわゆる高温期に分泌されます。

卵胞の壁の細胞が変化して形成される黄色のホルモンです。

 

別名「プロゲステロン」と言われ、子宮内膜(赤ちゃんを育てるベット)の状態をやわらかくフワフワに、厚くして、受精卵が着床しやすいようにしてくれる作用が あります。

 

その他にも、体内の水分を保持し、食欲を増進させる働きや基礎体温を上げる働きがあります。

 

この黄体ホルモンの分泌が少ないと反応が鈍り、

 *子宮内膜が薄くなる  

 *高温期が短かくなる

 *高低の温度差がない  

 など妊娠しにくい身体になってしまうのです。

これが 一般的に 黄体機能不全と言われます。

 

 


黄体機能不全,不妊,治療,自覚症状,女性ホルモン
黄体機能不全,不妊,冷え,自覚症状,貧血

中医学では黄体機能不全は

「腎」の「陽」=機能が足りないことを

「腎陽虚(ジンヨウキョ)」と考えます。

いわゆる子宮の「冷え」や「貧血」=血不足です。

 


なるべく冷えないよう生野菜や生ものや

氷の入った冷たい飲み物などは、

できるだけ避けるようにしましょう。

黄体機能不全,不妊,食事療法,ホルモンの分泌,女性ホルモン

排卵後の黄体の形成が不十分で、黄体ホルモンの分泌が不足していたり、あるいは黄体の消退が早いので、不妊や特に流産の原因となっています。

主に、黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌が不十分なために、子宮内膜が薄く受精卵がなかなか着床できないことが直接の原因です。受精卵の安全な着床の為には、そのベッドとなる子宮内膜が厚くてふかふかなのが理想です。


黄体機能不全,不妊,治療,自覚症状,流産

       ~現代生殖医療での黄体機能不全の診断基準~

 

☆ 高温相の持続が9日未満

☆ 高低の温度差0.3度以内

☆ 子宮内膜の厚さ

☆ プロゲステロン10未満

 

自覚症状

◆ 冷え性

◆ 腰が痛い

◆ トイレが近い

◆ 慢性的に下痢をしている

◇ 高温期が短い(10~12日未満)

◇ 体温の差が少ない

◇ 高温期が36.7℃未満の日が多い

 

自覚症状から理解いただけるように、黄体機能不全の最大の原因は「冷え」と言えます。特に、安定した着床に必要なフカフカの子宮内膜について、店頭での経験では、排卵日前後での子宮内膜が10~12mmの方々が安定して着床しやすいようです。

黄体機能不全の最大の「原因」が冷えですから、おくすりも必要で大切ですが日々の生活のなかで、「冷え」の原因となった生活習慣を根本的に改善しておくことで十分な厚さとフカフカの子宮内膜を手に入れることが確実になります。

 

基礎体温異常 「黄体機能不全の症状」でお伝えしたように

◇ 高温期が短い(12日未満)   

◇ 体温の差が少ない  

◇ 高温期が36.7℃未満の日が多い

など正常な基礎体温(BBT)と比べてグラフにすると,その特徴的な動きで確認することができます。

 

 


黄体機能不全,不妊,治療,自覚症状,基礎体温

*黄体機能不全に関わらず、基礎体温(BBT)をつけることで、体調を知ることができます。基礎体温(BBT)は女性の大切な習慣としてぜひつけてくださいね。

 

 


黄体機能不全,不妊,治療,自覚症状,原因

 

黄体機能不全の原因については、

1、冷え

2、脳の視床下部や下垂体の異常

3、糖尿病など代謝異常

4、強いストレスや過度のダイエット

などの原因が考えられます。

黄体機能不全,不妊,ダイエット,原因,女性ホルモン

実際のご相談いただいた方のほとんどが「冷え」によることが多く、

身体の中から暖かいカラダつくりが大切で、

特に下痢などをしやすい方は冷たいものを避けるなど生活習慣の見直しも大切です。

ホルモンをコントロールしている脳の視床下部や、脳下垂体由来の黄体機能不全について

 

  卵巣機能は、間脳視床下部(かんのうししょうかぶ)、脳下垂体(のうかすいたい)という

  性機能を司る脳の中枢によって調節されています。

  性周期の適切な時期に適切なホルモンを分泌することにより、

  卵巣における排卵やホルモン分泌が正しく行われます。

 

なので、視床下部、下垂体の機能異常があると、黄体機能不全となることがあります。

その原因について、ハッキリしたことはわかっていませんが、糖尿病等の病気や、喫煙・精神的ストレスによって卵巣機能不全になり、黄体機能不全の症状を引き起こす場合があります

 

 

 

黄体機能不全,不妊,原因,喫煙,精神的ストレス

黄体機能不全,不正出血,痛み,自覚症状,対処法

 

主な原因が「冷え」なので 「冷え性対策」 「生活改善」 「ストレス発散」「禁煙」等, 身近から改善できることもあります。

ただ、「カイロ」「入浴」などの一時的な「冷え取り」ではなく、身体の中からの根本的な「冷え性」対策をオススメします。

 


黄体機能不全,不妊,入浴,ストレス,おススメの食事

 ◆「冷え」の改善を考えると基本的には良質なたんぱく質の摂取が大切です。

 

植物性のたんぱく源として 穀物の玄米、小麦全粒粉、粟(アワ)稗(ヒエ)黍(キビ)などの雑穀を主食に、動物性のたんぱく源として鶏ガラ・昆布出汁などをスープ汁物とすると良いでしょう。

一般的に玄米や雑穀などの種子には、タンパク質もミネラル、ビタミンなどの栄養素が集まりますが、農薬や化学肥料などもあつまりやすくなります。

極力、輸入ではない国産の低農薬の玄米雑穀を選ばれることをオススメします。

黄体機能不全,食事,おりもの,お腹の張り,女性ホルモン

□ 卵胞が十分に育つために必要なもの

女性ホルモン様作用のある豆類や、卵の栄養は卵からというこで、 鶏卵・鶉(ウズラ)の卵や造血作用のある葉酸が含まれている魚卵などをとるようにしましょう。

 


 ◆ ストレス対策

ストレスも大きく影響してきます。自分の好きな趣味をする時間を作ったり、ハーブティーなどでリラックスできるとよいでしょう。

ハーブティなら、ミント、シャスミンなど香の強いハーブはストレスを軽減してくれます。

また野菜でも、パセリ、セロリなど香の強い野菜も同様です。

 


赤ちゃんを授かる為には、西洋学的治療、漢方治療、気功や針治療など様々なアプローチ方法があります。でも一番大切なことは母体があっての子宮・卵巣だということです。

 

日常生活でちょっと気をつけること

冷えの強い人は、冷えを治すことで温かい子宮卵巣を作る胃腸が弱く体重の少ない人は、胃腸を強化、肥満気味の人は、体重を減らし余計な脂肪・水分を取り除くなにより、十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事が、意外と妊娠への近道医療機関や漢方のお薬当て中の方も、それだけではなく生活を見直すことが妊娠にも身体全体にもとても大切。

日常生活でちょっと気をつければ妊娠しやすい母体に近づくことが可能です。

 

近くに、オーガニック野菜やハーブなどのお店がみつからない方は身体にいいもの.comなどご利用ください。

 

 


 

漢方の周期療法も効果がある場合があります。

黄体機能不全は高温期の症状ですが、黄体機能自体は卵胞期からの連続した変化なので、正常な黄体機能は正常な卵胞発育・排卵と連続しています。

ですから、周期調整法(周期療法)では低温期から重要に考えます。

中医学では、黄体機能不全の原因に「腎陽虚(ジンヨウキョ)」や「血虚(ケッキョ)」があると考えます。

また、生殖機能は「腎」がつかさどると考えています。

その「腎」の機能の衰えなどで温めることができなくなっているのが「腎陽虚(ジンショウキョ)」で、血液の全体量が少なく身体をふくめて子宮 内膜を増殖できなくなっているのが「血虚(ケッキョ)」による「黄体機能不全」です。

 

□冷えが強い場合

 血液の滞り=「お血」やカラダのゴミがたまる=「痰湿」

 

□ほてりが強い場合

 体液不足の陰虚(インキョ)」やイライラが鬱積した=「肝鬱(カンウツ)」を伴う

 

 


■タイプで考える

【腎陽虚タイプ】

腎陽虚タイプの基礎体温は、全体的に低め、低温期が長く、高温への上昇がスムーズでない、短く途中や後半に下がるなどの冷たい物のとりすぎや薄着による冷え、血行不良に要注意。

食事も油物や辛いもの、生もの、冷たいものは控えてバランスのよい食事が大切。

漢方では参茸補血丸などの「補腎陽薬」や婦宝当帰膠=「補血薬」などを中心に考えます。

【腎陰虚タイプ】

「腎陰虚」の人は、基礎体温が、低温期も高温期も短めで周期が早くなりがち、体温は全体的に高め傾向、「肝鬱」を伴うと、ギザギザ変動が激しくなることもあり排卵もゆっくりとなることがあります。

ほてりやのぼせ寝汗、イライラや胸のハリが強い、寝つきが悪いなどの症状。


 

カラダの陰分=体液などの不足から熱が過剰になり、質のよい卵胞が育ちにくくなります。黄体もよい状態でなく、高温期も短くなる傾向にあります。ストレスなどが原因と考えられ、 陰を消耗し神経を高ぶらせる辛いもの、油物、コーヒーなどは控えめに。

漢方では、コ菊地黄丸などほ「補腎陰薬」や逍遥丸などの「疏肝薬」などを中心に利用します。

月経周期に合わせて漢方薬を飲みわけることで周期を調整してフカフカの子宮内膜をめざします。

 

 

  ■ 黄体機能不全についてのおススメ書籍 ■

 

著者 /  国際中医専門医 乾 康彦 

日本でも中国でも不妊症の大きな原因となっている黄体機能不全についてのお話。

黄体機能不全は、冷えや血液の質や量の不足などの原因による、妊娠にかかわるホルモン全般の代謝分泌がおもな原因と考えられます。ホルモンの代謝分泌全体の問題ですので、ホルモン分泌のもととなる血液が良質で豊富にあることが大切です。

ホルモンの分泌にはじまり、卵の質やプロラクチンなど様々な原因が考えられますが、本書では西洋医学、東洋医学、食事とサプリメントについて黄体機能不全の検査値の意味から治療までわかりやすく解説しました。


 

①西洋医学的な見地として現代の高度生殖医療でおこなわれている検査や治療<②現代の中国で行われている、中医学のお手当について不妊症の第一人者夏桂成先生の周期調整法を中心に解説黄体機能不全では避けて通れない食事をはじめとする生活習慣と効果的なサプリメントについて

 


黄体機能不全,漢方薬,痛み,お腹の張り,出血,続く

「腎臓」を温める温腎助陽作用を持つ動物性生薬

・海馬(カイバ…タツノオトシゴ)

・鹿茸(ロクジョウ鹿の柔らかい角)  

・紫河車(シカシャプラセンタ・胎盤)

補助的処方の植物性生薬

・淫羊角(インヨウカクいかり草)

・巴戟天(ハゲキテン)

・当帰(トウキ)

・人参(ニンジン)

黄体機能不全,人参,ハゲキテン,生薬,女性ホルモン
黄体機能不全,漢方,当帰,自覚症状,ストレス

漢方薬としては当帰・人参・ロクジョウ・胎盤=プラセンタがオススメです。

 

 

 

 

不妊、黄体機能不全についてのご相談をmailでさせて頂いています。

また、漢方薬は問診と処方が必要ですが、こちらもmailで受付けております。どうぞひとりで悩まず、ご相談ください。

 


 

 

 〜 オススメの漢方薬や食品等 〜

◆ 養麗潤プラセンタ

黄体機能不全におススメしている紫荷車(=プラセンタ)を1本に60000mg配合。

5つのフリー、防腐剤フリー、香料フリー、アルコールフリー、カフェインフリー、着色料フリーなので妊娠、授乳中、妊娠を望まれるかたも、またおやすみ前も安心してお飲みいただけます。

黄体機能不全,食事,養麗潤プラセンタ,自覚症状,女性ホルモン

     ◆ 参馬補腎丸(ジンバホジンガン)

「イスクラ参馬補腎丸」は、13種類の動物性・植物性生薬を配合した錠剤で、虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症の場合の滋養強壮を目的としています。

黄体機能不全,参馬補腎丸,ジンバホジンガン,治療,自覚症状,


   ◆ 参茸補血丸(サンジョウホケツガン)

「イスクラ参馬補腎丸」は、13種類の動物性・植物性生薬を配合した錠剤で、虚弱体質、肉体疲労、病中病後、胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え症の場合の滋養強壮を目的としています。

黄体機能不全,参茸補血丸,サンジョウホケツガン,治療,自覚症状,女性ホルモン


   ◆ 逍遥丸(しょうようがん)

「イスクラ逍遙丸」は、トウキ、サイコ、シャクヤクなど8種類の植物性生薬から抽出したエキスを丸剤としたもので、体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、時に便秘の傾向のある方の冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症、 神経症の改善を目的としております。

体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、便秘の傾向のあるものの次の諸症状

:冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症(注)、不眠症、神経症

 

●効能・効果に関連する血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。

黄体機能不全,逍遥丸,しょうようがん,自覚症状,女性ホルモン

   ◆ 炒麦芽(いりばくが)

麦芽(発芽させた大麦)を軽く炒ってエキス末にしたものです。「炒麦芽」は中国の伝統的な考え方において女性にやさしいものといわれています。

黄体機能不全,炒麦芽,いりばくが,治療,自覚症状,女性ホルモン

  ◆ 養麗卵(ようれいらん)

 養麗シリーズは中医薬膳漢方研究所が独自に開発したオリジナル商品。

養麗卵は遺伝子組み換えでない食事にクコの実や和漢植物で育てた鶏たちが生んでくれた卵です。卵の採取時・工場の2回洗浄し、最終に紫外線殺菌をして出荷しています。

黄体機能不全,養麗卵,ようれいらん,自覚症状,女性ホルモン

  ◆ 養麗米/玄米(ようれいまい・げんまい)

中医薬膳漢方研究所の養麗米・玄米は、ハチミツを作る養蜂場さんにお願いして、レンゲを育てた田んぼで、できるだけの減農薬で作って頂きました。

黄体機能不全,養麗米,玄米,ようれいまい,自覚症状,